最近、税制改正をチェックした時に、上位表示のサイトをみてみると、所得控除と税額控除の違いもわからないレベルのサイトが表示されていた。
平成30年より、配偶者控除・配偶者特別控除の改正があり、配偶者控除の条件である所得1000万円が年収でいくらかになるかをチェックしようと思って調べてみた。
通常国税庁のHPで確認するが、間違って上位サイトを開いてしまったわけである。
すると、所得控除で配偶者控除の38万円を、38万円税金が戻ってくる、と記述されていた。
所得控除とは、いわゆる経費が増えるようなもので、収入から経費を除いた残りに税率分だけ税金がかかることになる。
一方、税額控除とは、控除額を上限に、その金額分だけ税金が少なくなる。住宅ローン控除などが該当する。
上記の所得控除と税額控除の違いもわからない低レベルな能力で、税金関係のアドバイスをしている。そもそも税金関係の具体的なアドバイスは税理士でなければ無償(ただ)であってもやってはいけない。理由の一つに上記のような無能な人間の間違ったアドバイスで損をしてしまうからだ。
検索上位に表示されることで、一般人は間違った情報を手にすることになる。よくあるQ&A系の素人の回答も間違いだらけ。
できれば税理士や税理士法人の名の付くサイトで情報収集すべきだろう。