iDeCo(イデコ)個人型確定拠出年金は、国民年金や厚生年金といった、公的年金とは違い、私的年金の1つ。
公的年金と私的年金の違いは、運用しているのが国かそれ以外かの違いだ。そういった意味では、私的年金は国とは違いなくなってしまうリスクはある。
では、イデコのメリットは何か。
掛け金が、「全額所得控除」の対象になる
運用益は非課税
受け取り時に税制優遇
※一時金として受け取る場合は「退職所得控除」、年金として受け取る場合は「公的年金等控除」が受けられる。
(公的年金等控除が受けられるという意味では、より国の運営に近いということか?)
全額所得控除になると、例えば、年間20万の掛け金を支払えば、本人の所得税と住民税の率により減税になる。
仮に所得税10%、住民税10%だとすると、合計20%なので、
20万円×20%=4万円
税金が少なくなることになる。
つまり、掛け金を支払う時に、実質16万円で20万円の原資を投資することができるというわけだ。
(税金の発生しない主婦が加入する場合、場合によっては掛け捨てになるため20万円が原資になるかもしれない)
途中で投資先の変更とうも可能なため、比較的運用しやすいが、元本割れの可能性もあったり、原則60歳まで引き出すことができない。別途口座管理手数料等も必要なケースもある。
平成29年から、加入できる枠が広まったので、今後の将来設計を考える上での選択しになりそうだ。